まるで別物?扇風機・サーキュレーターの違いについて
風を送る家電と言えば、扇風機以外にサーキュレーターと呼ばれるものがあります。 どちらも風で涼むためのものでしょう?と思われがちですが、実はこの二つの機械には まるで別物と言えるくらいの違いがあります。 今回はこの二つの家電の違いについて解説していこうかと思います。
目次
- 扇風機とサーキュレーターとの違いは?
- それぞれの特徴
- 具体的な使用例
- まとめ
1.扇風機とサーキュレーターとの違いは?
どちらも風を送る機械ですが、使用する目的に大きな違いがあります。扇風機は羽が大きく、風を広げて人がむことを目的にしています。一方サーキュレーターは羽が小さく、扇風機と比較して直線的な強い風を出すもので、空間内の空気の循環を目的としているものになります。
2.それぞれの特徴
・扇風機
扇風機は羽が大きく、風を広げて人が涼むことを目的にしています。汗などの皮膚の水分が空気によって気化し、そのときの気化熱で体温が奪われる(水が蒸発するときに体温を奪う)ので、涼しく感じます。つまり、人に風を当てることを目的としているので、広範囲に風を撒く仕組みになっています。
・サーキュレーター
扇風機とは違い、羽が小さく直線的な強い風を発生させることによって、空間内の空気を循環させることを目的とした機械です。空気を循環させることが出来るので、エアコンと併用すると、冷たい空気や温かい空気を空間内全体に行き渡らせることができます。温かい空気は空間の上部に、冷たい空気は下部に溜まっていきますので、これを均等にするために扇風機とは違い上下に方向を変えられるものとなっています。ただ、サーキュレーターの中には風の強弱調整や横の首振り機能が付いているものもあり、扇風機の代わりとして使用することができるものもあります。
3.具体的な使用例
・夏にエアコンを使用する場合
サーキュレーターが向いています。扇風機よりも直線的に強い風を送ることが出来るので、室内の空気を循環させてエアコンの能率を上げることができます。
・夏にエアコンを使用しない場合
扇風機が向いています。エアコンを使用していない都合上、室内の温度を循環させるよりも広範囲に風を送ったほうが涼しく感じるかと思います。
4.まとめ
今回は扇風機とサーキュレーターにおける目的・用途の違いについて解説していきました。まとめると、扇風機は風に当たって涼むもの、サーキュレーターは空間内の空気を循環させてエアコンの能率を上げるものといった形になります。効率の良いサーキュレーターの使い方などはまた別記事にて解説していく予定ですので、よければそちらも併せてご覧下さい。それでは。